皆様、こんにちは^-^
プジョー堺の営業の山下です。
暑い日が続いております
ついエアコン冷房を付けたくなってしましますが夏本番はまだまだこれからです
山下家では今のところ除湿で頑張っています
水分補給をしっかりして皆様も熱中症等、体調にお気をつけくださいませ^-^
ところで、皆さん変だと思いませんか?
写真の3008・・・
そう、ライトが片側だけしか付いていません
私も初めて見た時は驚きました
ライトが切れてしまったのでしょうか・・・
いや、ましてやこれは新車ですし・・・
今日、こういったブログを書くことになったのもオーナー様からの問い合わせを受けたのがきっかけでした。
「車に戻ってきたらポジションライトが左だけ付いてて・・・」という内容でした。
後日サービス工場にて診断作業を行わせていただきました。しかし、お車に異常は特に見られませんでした。
ところが結果、他の車種でも同現象を再現できることが発覚。プジョーは現行3008・5008・508で再現できました。
比較的新しいモデルに付いているようです。
お問い合わせいただいたオーナー様には大変ご心配をおかけいたしました。
こちらは「駐車灯」というもので、エンジンを切った後すぐにウィンカーを出した側のポジションランプが点灯します。
では、何のためについているのか?
ウィンカーが作動していることをお知らせしてくれる役割もあるようなのですが、もっと深い意味がありました。
文字通り駐車時に点灯するライトなのですが、この場合の駐車は路肩等にする縦列駐車のことです。
普段我々は駐車の際、ハザードを付けたりします。
ハザードは昼夜問わず点滅させて、周りへの注意喚起として作動させるのが基本ですが、駐車灯は主に夜、もしくは視界不良時に他車の衝突を避けるために縦列駐車時に点灯させるライトです。
日本では昭和61年に法改正で車への装備義務の緩和が行われたとのことで、最近見ることはまずなくなりました。
昔の車にはこの機能が付いていた車も少なくなかったようです。
ヨーロッパ、例えばフランスやドイツは日本の様に駐車場が発達しておらず、駐車といえば路肩への縦列駐車が基本です。
よく、フランス映画で路肩に車が大量に縦列駐車しているのを見たことがある方も少なくないはずです。
そういう場面でこの機能が活躍するわけです。
道路左側に駐車したら右を点灯、右側に駐車したら左を点灯させます。
ヨーロッパは環境基準も日本より厳しいため、アイドリングしながらのハザードではなく、エンジンを切って駐車灯を付けるやり方が主流になっているようです。
この機能が付いているのは最近では主にドイツ車のようですが、私全く存じ上げず今回非常に勉強になりました。
こういったところにもお国柄が出てくるわけですね^-^
なので、エンジンを切った後に何かしらの拍子でウィンカーを作動させた場合、この様な現象が起こります。
今このブログをご覧になられている方々の中にも、もしかしたら一度そういうことがあって気になられていたオーナー様、もしくはそういう場面を見られた方々、これは駐車灯です。ご安心ください。
ちなみに、ポジションランプは消費電力が少ないため数時間程度つけていてもバッテリーに大きな影響は出ないとのことでしたので、ご安心ください。
よろしくお願いいたします。